W兵衛(だぶるヘイ)

TV東京系の新春ワイド時代劇「二人の軍師」見ました。

最近戦国時代モノに興味があるということに加えて、
山本耕史氏が竹中半兵衛を演じる、という部分に惹かれたので
これはがっつり7時間見てみなくては、と勢いこんでTVの前にしっだーん。
ときどき立ち上がったり腹筋とか運動したりしつつ(笑)、
リアルタイム視聴いたしました!

というわけで、以下長い長い感想文w








7時間もあるドラマ。まず半兵衛が仕えていた君主を諌めるために
クーデター起こして城を占拠して、また返す、という奇妙な行動を見せるところから始まります。
ここで竹中半兵衛の性格というか、実力のほどを表現してました。
なんというか、飄々、というか柳の枝のようなキャラ付け。
実力もあるのにひけらかしもせず、謙虚だけど出る時はしっかり自分を出す。
ヤマコーさんのおっとりめの話し方でそこらへんしっかり伝わったと思います。
(余談だが戦国無双3に出てたから、ストーリーモードクリアしてて良かったと思った自分(笑))

その噂を聞いたのがもう1人の軍師、黒田官兵衛。
自分まだまだ無知で、このドラマでやっとアタマに入ったのですが
この人、後の黒田如水(じょすい)で福岡にゆかりのある人だったのですね(恥)
ドラマ中に出てきた息子の松寿丸(しょうじゅまる)くんが、後の黒田藩=福岡藩の藩祖の
黒田長政で。ひょえー(笑)
ゲーム知識しかなくて黒田官兵衛と黒田如水が同一人物とか結びつかず…スイマセン(汗)
で、この官兵衛が持ち前の行動力で半兵衛に会いに行きます。
ここで偶然(ドラマ的都合上で(笑))、秀吉とも会い、宴席で3人意気投合。
半兵衛は秀吉に仕えることになります。
(実際この3人が同時に出会っていたかどうかは別にして、
秀吉が半兵衛を三顧の礼で迎えたというのは史実らしいですねぃ)

黒田官兵衛はこの時まだ播磨(兵庫近辺…この辺りの出身とかも知らなかった;)の
小寺家のいち家臣。わりと重用されてたみたいだったけど。
播磨で、西の毛利と東から迫る織田との板挟みに戦々恐々としていたけども
織田につく方が良い、と1人 気を吐く。時勢を読んでいたのかな。
演じる高橋克典氏はこの時若さを前面に押し出した活気ある演技をされていて違和感なかった。
活力あって前進タイプのキャラになっていました。
(のちのち年をとった時の演じ分けもきちんとされてたし、
初めてまともに演技を拝見しましたがこの方ほんとうに演技が上手い方だなと思いました!)

半兵衛と官兵衛。名前が似てますが(笑)タイプが全然違うキャラになっていて、
見てる方は区別つきやすかったですw対比というより、個性の違いが見やすくなっていた。
でも志というか、劇中「信義」という言葉をよく出していたのですが
天下統一へ対する思いは同じというか。共有している「思い」があって。
民のために、民が心安らかに暮らせる日々をつくるために天下を平らげる、と。
なるべく人の命を奪わない戦を…という考え方も近くて。
仕えている君主は違えど、目標を分かちあう2人という表現をされていたので共感しやすかったです。

…それにしても官兵衛は半兵衛だいすきっ子だったけどね(笑)
ことある事に半兵衛どのーとか、ここは半兵衛どのならどうするか…とかさ(笑)
官兵衛にとって半兵衛はナウシカか、とww(注:自分の目標はナウシカですという投書が昔あった)
結局4時間半過ぎたころに竹中半兵衛は病死してしまうのですが
(逝くシーンを見せなかったのはあっさりしすぎてて却ってびっくり!)
半兵衛の形見の軍配を官兵衛が手にした描写から官兵衛はすっかり変わってしまって、
その点で「2人の軍師が志を1つにして目標に向かっていったんだな」と受取れるように
なっていたと思いました。

それにしても黒田官兵衛の半生ってものすごい…!
織田軍へつくことを自家に進言したり周辺と戦などで調停したりして
ほぼ織田へよしみを通じる状態(息子の松寿丸くんを人質に差し出したり)したところで
いったん織田側についた人が謀反のきざしあり、ってことで
調停のために荒木村重が住む城へ赴いたらば…
なんと、いきなり地下牢に幽閉されてしまう!問答無用!うぉお。
ドラマでは側近とかのチカラを借りて救われるのですが、
それでも半年も閉じ込められていた(!)とか、すげえええ(汗)
よくそこで死ななかったなーと。その後の半生とかも考えたら
ここがターニングポイントだったのでは、と。驚きました。
しかも、幽閉中の高橋克典氏の演技がすさまじい!声も低く嗄れた感じにして
壮絶な姿をしっかり演じきっておられました。すごかった。拍手。

そうそう、このドラマには官兵衛に半兵衛のことを教える源蔵というオリキャラ?が
居たのですが、劇中上手く役割を与えられていて、
とても便利な立ち位置のキャラになってましたw
官兵衛の父、宋円にゆかりがあるため黒田官兵衛にしっかり仕える…という
心情もきっちり描かれてあって。違和感なかったです。演じる高島政伸氏も良かった。
(スポンサーの関係での配役だろうと穿った見方をしてしまいました(笑)すいませんw)

このドラマ、源蔵の他にキャラ付けというか、キャラ配置が巧みでして!
秀吉側に蜂須賀小六という有名な人物(名前は知ってるけどまだ無知です)がいたのですが
最初は突如軍師に重用された半兵衛に懐疑的で、
言動もいちいち批判的だったのですが、合戦で半兵衛の指図とおりに事が進むと
いっきに小六も半兵衛ひいきに回って(笑)、そのデレぶりが小気味良かったですw
そういう、登場人物に対する立ち位置がそれぞれ異なっているのが然りだから
小六みたいな役回りのキャラがいることで半兵衛のキャラもひきたって面白くなるなあ、と
分かったようなことを思ってみました(笑)

あとは織田信長のキャラづけがなんというか、定番なんだけど面白くて(笑)
出てくる度に衣装違うしww 着物のあわせが左右異なる柄とか虎柄とか、
見ててめっちゃツッコんだw やってることも狂人じみてたし。
(しゃれこうべの杯もしっかり表現してたのにはビックリした!
ゲームかアニメくらいでしか表現できないと思ってた)
あの怖い杯で酒飲まされたら、そりゃ明智光秀くんも謀反起こしたくなるわなあ…みたいな(苦笑)
で、あるか。も黒マント健在で、ある程度一般的な認識に近い信長像になっていたと
思いますが、演じる加藤雅也氏の存在感というか、埋没しない個性も出てた感じで、
印象に残る信長になっていた感じ(^-^)

秀吉も良かったですよ~!っていうか、さすが西田敏行氏、って思った。
子どものようにだだこねるところとか感情のままに泣き出すところとか、
天真爛漫?な部分はこの方しか表現できないな、とか。
と思えば後半、信長が死んだと聞いて泣き出すのに黒田官兵衛に
「これで天下が見えましたな」と野心をそそのかされるとぴたっと泣き止んで
その意図するところを即座に汲み取って、次になすべきことを判断する描写とか、
秀吉もただ情だけの人ではなくて野心があったのだなと思わされました。
半兵衛を説得するシーン良かった。自分は農家出身だから農民が戦に翻弄されずに
安心して農耕ができる世の中にしたい。ご飯たくさん食べられるから、とかね。
そういう台詞があるだけで人物像がつかみやすくなる。面白い。

…やばい。長くなりすぎてる(苦笑)しかしまだ語りたい(笑)

ええと、黒田官兵衛が半兵衛の志を継いで秀吉の元で軍師となるのが後半のメイン。
後半部分は播磨や備中、中国地方の秀吉出兵のあたりの戦が多く出てきて、
正直全っ然知らない話だったので、すっげー新鮮でした!
てか、詳しい人に言わせたら、有名な話ではあるけどドラマに取り上げられるような
戦ではないので、かなりマイナー、らしく(笑)
三木城の干殺しとか 備中高松城の水責め(のちの三成の水攻めにつながる…とか)、
あと中国大返しの描写まで丁寧に見せていたので本当ビックリで。
自分は初めて知った話ばかりでどれも興味深く見られました!
特に、高松城の水責めでは、城主が水に浮かぶ船のうえで切腹したとかで
その描写も中村雅俊氏が迫力ある演技で魅せてくれました。
いやー…取り上げてくれただけで当地の人は嬉しいだろうなあ。

中国大返しも、初めて知りましたが武器や兵糧を水路で運ばせて
兵士、人は走って帰らせたとか!途中給水所とか設けてwwwすげええww
1日で何キロ?全長約200kmをぶっ続けで走らせたらそりゃ10日で帰れるわなあ、みたいなww
(全軍2万を10日で取って返して即、明智と戦いってすごすぎる)
そういう事柄って教科書ではさらっと流すだけだから、
今回のドラマみたいにきちんと触れてくれるとおいらみたいな歴史オンチには有難いです。

しかし、戦国時代ものにしてはこのドラマ、合戦シーン少なかったよなあ…(笑)
姉川の戦い(浅井長政の滅亡のあたり)も、そこに至る流れまではきちんと触れておきながら、
いざ合戦シーンはすっぱり省略wとかww いっそ潔い!w
でも山城とか季節感出す花の映像とかにCGたくさん使って現実感ある画面になってたので
そこに予算かけたのかも。違和感なくてキレイでしたよ^^
あとは…あっ、物陰から人出て来すぎでした!(笑)立ち聞き多すぎ!ww
ツッコミどころもほどほどあって、7時間飽きずに見られました(^0^)

結末としては、九州に異動させられた黒田官兵衛が関ヶ原の報を聞いて
この機会に九州を平定して天下統一の助力となれば、と人々を集めるまでしたのに
1日で天下が変わったのでこれで自分の助けは必要なくなったな、と
半兵衛との約束に思いを馳せる…ところで幕でした。
ドラマ前半は半兵衛の半生、後半は官兵衛の半生でバランスが取れてて良かったです。
同時期に秀吉に仕えるわけではなかったけど、
それぞれ個性の違う軍師、アドバイザーが秀吉の傍にいた、という物語になってて
全体的に分かりやすかったです。CGの地理詳細とか陣地説明もGJでした!

面白いドラマ見られて満足でした。皆様お疲れ様でした~!(^0^)
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by katuhiro-iyama | 2011-01-04 22:40 | テレビ、芸能 | Trackback | Comments(0)
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