きよもりっ! 28


遅ればせながら平清盛28話視聴。平治の乱処理。

これは…ものすごい回でした。画面への引力がものすごかった。
どういう重力がはたらいてたのか知りませんが、
画面へぐいぐい引き込まれました。めっちゃ面白かった。









清盛が捕らえた藤原信頼と成親は清盛みずからが処断。信頼は斬首。
武家が公家を断罪できるようになったんだね…時代は変わった。
てか、信頼が後白河に保護を求めた時、
後白河はたんとお食べって優しく接して唄までうたってくれたのに、
それが長恨歌で、いわゆる信頼への絶縁状だった、
っていう場面がすごかった。上皇みずからが持ち上げて、落とす。これはすごい。
信頼これで退場だけど、すごくいいキャラでした。OPクレジット単独で良かったね。
(個人的にOPクレジット、低音でデデデーンと音楽が変わる時に兎丸が出るのが好きー)

処罰がひと段落しても、清盛にとっては完遂されていない。
よしともが見つかっていないから。
徹底的に探せと命じた頃よしともは東へ、尾張まで逃げていた。
(鎌田忠清の嫁の父親、っ、て確か保元の乱の時にちらっと顔見せに出た人だったよね)
史実ではここで休ませて湯を浴びているところを斬られた、となっているそうですが
このドラマはそれだけで終わらせなかった。
匿われているさなかに伏兵が配置されていることに気づき、
忠清と目配せで伏兵たちの中に飛び込む。
そのまま立ち回って逃げるのかと思いきや、

よしともは忠清を、忠清はよしともを互いに突き刺し、絶命。

びびびびっくりしました~~( ;゚д゚)よもやこんな自害があろうとは。
雪降る冬空の下、真っ白い庭に倒れこむ2人と赤い血……
ものすごく美しい場面でした。壮絶でした。
(以前の大河「北条時宗」で同じく雪降る庭で自害した武士がいたんだけどそれ思い出した)

よしとも死去の報はまもなく清盛にもたらされます。
時子さんがそっと様子を伺うと、清盛が皆に見えないところで
ぐっ、と無念そうな悔しそうな、哀しそうな顔をしていた場面が良かったです。
(このところ毎回清盛と時子さんとのやりとりが欠かさず入ってて好印象なりよ)

そう、源氏はよしとも始め長男義平は捕縛斬首、次男朝長は自害と
ほとんど血縁が途絶えた状況。
捕まった頼朝はまだ14才だけど、既に斬首を覚悟して卒塔婆を彫っている。できた子だ。
源氏の武士であれとお母さんから英才教育受けてたのがこういう形で活かされるんだなー。
頼朝助命は史実でも池禅尼=むねこお母さんから打診があった、という話は聞いてましたが
よもや「死んだ家盛に似てるから」とは!
むねこお母さんの家盛ラブがここに繋がるとはビックリです;
(それだけではない、とは言ってたけどね。家貞さんとシーッてやるとこ良かった~)

助命嘆願があっても意志を曲げるつもりはなかった清盛だったけど
幼子3人抱えた常盤御前が来たり(鬼若は牛若丸つながりなんだろうけど…いいのかなあw)
時子さんによしともへのわだかまりを尋ねられたりして
決断を変えた様子。
清盛……ライバルの妻に手をだすつもりはないと言っておきながら……くぅ。

個人的には頼朝も斬首にするつもりだったんだろうと思ってました。
でも土壇場で「生きよ、俺が武士の世にしていくのを見ていろ」と一喝。
ここすごくビックリしました。だって目の前にいるのは頼朝なのに、
清盛の目に映っているのはよしともになってたから。
よしとも自害の場面でもうよしともは出てこないと思ってた分、すごく驚きました…。
しかも表情の付け方が頼朝になってたんですよね(笑)こりゃすごい。
清盛の目にはこう見えている、っていうのがカット割で分かるようになってて、
見事な演出だと思いました…。すごい。
要するに清盛は、よしともに生きててほしかったんだよね。
生きて、共に武士の世にしたかった、していこうと思ってたんじゃないかな。
清盛の無念さ、グチが頼朝に向けられてしまった感じ……斬新な見せ方でした。

清盛は源氏を滅ぼしきれずに頼朝は伊豆へ流罪。
そして常盤が連れてきてた幼子も京都で保護。
本当に源氏を途絶えさせるなら容赦なく斬首、生かさないのが筋だと思うけども
ここで頼朝や幼子たちを生かした清盛の判断が
実はのちのちに自らに返ってくる……、のは今後の話。
でも、今回の決断がこうして自分の命運に関わってくることになるわけだから
ターニングポイントというか……この決断が全ての始まりだった…とか考えたら
ひとの人生ってすごいなと。何がどう返ってくるのか分からないな、と。
そう、強く感じました。この話すごく重要だったな~。

個人的意見ですけど、保護した牛若を清盛よろしく平氏の子として育てる、
という選択肢は無かったのかな~。常盤が許さなかったのだろうか。うむぅ…。

ラストシーンでは今までの黒い束帯ではなく、白と紅の束帯姿の清盛がいて、
公卿に格上げ(従三位?従二位?だっけ)になった様子もありました。すげえ。
忠盛パパの時代には殿上人になるだけですごい出世だといわれてたのに
清盛はついに公卿、政を動かす場に立つことに。うわー。
貴族の犬と言われていたのが隔世の感です……これだから大河ドラマはやめられないw

本当に今回は、人の運命とか思惑とか意志とか情とか、
色々なものが交わって絡み合って人生や事件が動いていくんだなあ…という
感慨が深くわいたので、読後感ならぬ視聴後感がとても重たかったです…。ずっしり。
そしてそれがすごく面白かった。いいドラマを見ました!

次回、婚礼話はちょっと重さがやわらぐかな?後白河にどう気に入られるのか楽しみ~
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by katuhiro-iyama | 2012-07-19 22:22 | きよもりっ | Trackback | Comments(0)
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