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チープシートかどうか


今回は珍しく洋画を見に行ってきました。洋画はハリポタ以来かな?
クリント・イーストウッド主演「人生の特等席」
(原題はどうやら「弁護士のトラブル」だったみたいで、邦題に1票)
感想はネタバレありですが隠さずに。↓



あらすじは、メジャーリーグのベテランスカウトマンの父と
バリバリキャリアウーマンの弁護士の娘が、
父の老い、視力低下をきっかけに互いの存在と距離感を確かめ合う、という感じの
ちょっとイイ話系の作品でした(^-^)
ベースボール、野球で繋がってる父娘でそれが潤滑油となって
表面上の会話はあるのですが、互いにどこか距離があって……という部分が
観てて親近感というか、ああこんなことあるな、ってだいぶ共感しながら見られました。
特にキャリアウーマンの娘は弁護士という職業ではあるけども
33才という設定で、現代社会で働く女性の普通の姿を投影してる印象で、
個人的に娘の目線で眺める場面が多かったです。
出先で出会ったアプローチしてくる男性と少しイイ雰囲気になっても仕事の電話優先したり、
スカウトのための野球の試合中にもずーっと仕事用の携帯をぽちぽち触ってたり
(LINEかスカイプかな?リアルタイムで状況が変わってる感じだったので)、
キャリア目指して働いてる今の30代女性をリアルに描いてる感じでした。

原題からして多分主役はクリントさん演じる父親じゃなくて、
娘の方だったんじゃないかなって思ったんだけど(笑)
だって昇進かかった大きな仕事目の前にしてBFに振られるわ、父は病気になるわ、
仕事やりつつ父と出先へ行ったら大きな仕事横取りされそうになるわ(汗)、
いきなり次々と人生の試練が襲ってくる感じだもん(苦笑)
がんばったよね…ミッキー(娘)。メジャーリーガーから取られた名前のようだが(笑)

そう、娘が父の影響ですごくメジャーに詳しくて、
アプローチしてきた別チームのスカウトマンと飲んだ席で
メジャーリーグカルトクイズ(笑)になってw
観てるこっちはよく分からなかったんだけど、多分70~80年代のメジャーリーグ好きな人なら
おうおう、そうだそうだ、ってなる場面だったんじゃないかなw
この2人は安易に寝たりする展開にならなかったので好感でした(笑)

父も娘も仕事に行き詰まりがでて、対話もままならず……というところで
救いがおこって両方とも良い方向に事態が動く展開になったところが、
ヒネリがきいてあってよかったです。ハッピーエンド。
結末も明確にしてなくて、
多分こうなっていくんだろうな、って視聴者にゆだねる終わり方なのも良かった。

作中、娘の母、つまり亡くなった妻を墓参りする父の描写があるのですが、
墓前でこみあげるように呟く、「You Are My Sanshain」(綴り合ってる?;)が
自分の胸に響きました……こういう風に相手を想えるのが1番じゃないかなあ。
この歌が作品のEDにもなってて、いいキーワードになってたように思います。

観終わって、なんというか、ここがいい!というわけではないんですが
何となく身体の内側からじんわりと温まってくるような視聴後感がありました~。
クリントさんが出てる話、手がける作品は全般的にこういった、
人間、ヒューマンを描く作品が多い印象があるので、それに外れてないってとこですねえ。
あとちょっと地味めな話なので、TVで大々的に放送されることがないだろうから(笑)、
今劇場で見られて良かったな~って感想です(´∀`)スイマセン(笑)

…これを観るきっかけというのが、今月中にあと1回映画見たら
スタンプがたまって来月1本映画無料になるからなのだよ……。
来月大奥とワンピがあるんだよ…どうしても1本無料にしたかったんだよ……(苦笑)
まあこういう思わぬ出会いがあるので映画はちょいちょい見たいものですw
(うまくまとめたつもりw)
by katuhiro-iyama | 2012-11-27 00:11 | 映画話 | Trackback | Comments(0)


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