影武者


新春時代劇「影武者・徳川家康」見ましたよ~(^0^)
忘れないうちに感想をば。


まずこれは設定の勝利だなと思いました。
原作小説があるそうですけど、家康が途中で政策路線を変更した点を注視して、
「実は家康は途中で影武者とすり替わったのではないか」という
大胆な「仮説」を立ててその上で史実を捉える、という着眼点。面白いなと思いました。
この設定ありきで物語が進んでいくので見てる方も主人公の影武者が
どんな行動をしていくのかが気になっていく仕掛け。
すごく興味深かったです。









去年のこの時代劇の枠、7時間あったと思うんですが……今回は5時間(苦笑)
まあその分、物語の面白い要素を集中して取り出して
見どころの多い展開になっていたようにも思えました。
だいたいどの場面も必要で、不必要なシーンや台詞も少なく…。
サクサク進んでいった印象があって見やすかったです。エラソウですいません;
あの、唐突感はありましたが影武者とお梶の方が城下に遊びに出て
祭りの輪に加わるシーン良かったですね。あれがあったので終盤、影武者が自分の人生を
振り返るのに違和感なく繋がった感じがしました。

影武者・世良田二郎三郎(せらた じろさぶろう)の生い立ちが台詞のみとはいえ語られ、
物語の隠れた軸として据えられてたのも良かったです。
もともと誰にもどこにも属さない、流浪の風の民のような暮らしだった、
自由を求める気持ちが誰よりも分かるから、自由を脅かされる存在に反発したくなった、等。
そういう生い立ちなので誰よりも家族が大事で、
相手の立場になってものを考えることができて、
相手をまるごと受け入れられるような人間になったんだろうなあ、という部分も
台詞ではなく世良田の行動で推し量れるように描かれてたので
生い立ちを描くのは大事だなと思ったりもしました。
てか、ヒトに優しくしたらヒトも優しくしてくれるんだよね。いいこと教えてもらった。

(それにしても世良田を通して語られる「本来の家康様」は
どんだけ性格が悪かったんや……(笑) むしろそっちが気になったぞww)

今回文句なく良かったのがキャスト!今回はキャストの勝利ではないでしょうかねw
主役に安定の西田敏行氏(ときどきアドリブ入ってたよね?w)、
影の黒幕(?)実は生きていた島左近に高橋英樹氏でまずこれだけでも安心感満点なのに
更に老獪な悪の柳生宗矩に内藤剛志氏、対立する風魔小太郎に榎木孝明氏、
最近時代劇づいている及川光博氏を石田三成に(清廉な政治家っぽい風情が良かった!)、
この物語の一番の注目ポイント、悪の徳川秀忠を山本耕史氏とは!
も~どのキャストもツボをとらえるというか、
意外性よりも安定性を押さえた配役といった感じで見ててすごく唸らされましたw

特に及川ミッチーの薄汚れた三成の姿といったら!wあの元王子のミッチーが!w
薄汚れてても三成の高い志が現れてる演技で、これはミッチーでないとできないな、とか。
風魔の忍びの頭領だった榎木氏も白髪まじりのダンディな忍び、って風情が
すごーくハマってたし(ホレた)、もちろん高橋英樹氏の最高の殺陣も見どころの1つ。
(左近の配下の忍び、演じてたのは少し前の格さん役だったみたいで
この方もものすごーく殺陣が安定していて見惚れましたv)
ああ、そして個人的に一番驚いて納得したのが秀忠役のヤマコーさんですね~w
この物語の秀忠は一般的なイメージの秀忠と全く正反対で
影武者世良田の存在を疎んで執拗に殺しにかかる悪の存在(笑)
それだけでも意外性があったのに、その小悪党っぽさをヤマコーさんが
腹黒っぽさを感じさせる悪どい笑み(笑)で表現してたのがめっさハマってて!w
(ちょっと一昨年の清盛での頼長役をほうふつとさせるような~)
悪党秀忠のヤマコーさんが見られただけでもこのドラマの満足度は高いかなと(笑)
いやーほんとよかったですキャスト。超堅実路線で見やすかったw

あとは個人的に、戦闘シーンや合戦シーンの全体的なバランスが良かったと思いました。
だいたい1時間に1場面ほどの間隔で殺陣や合戦シーンを入れてた印象で。
視聴者を飽きさせない工夫をされていたかも。
合戦シーンもロケでしっかりエキストラ使って馬とかも迫力あって
見応えあったと思います~。勢力ごとに撮影別撮りだったのかな。大変だったろうに。
(ちょっとスモーク焚きすぎかなーとも思ったけど(笑))

ああ、そうだ…1つツッコミ入れさせてもらうと
世良田の正体が次々と登場人物にバレていくのはオイオイと思いました(笑)
ずーっと隠し通していくのかと思ったのでw
しまいには敵方の豊臣にもバレてしまって(笑)、もうこれは隠す気ないなと(笑)
バレてはいけない人物の前では事情を知ってるキャラが目配せをしたりして
ハラハラさせる工夫はしてたけど、後半になったらもうその辺お構いなしで(笑)
まあ、その分世良田のいい人っぷりが物語的にどんどん広がっていくんですけどw
結果オーライ?なの?(笑)

あくまで「仮説」は「仮説」で、歴史は史実とおりに事が運んでいく、という点が
この作品の一番興味深いところだったので(仮説のまま別の歴史にはならない)、
機会を作って原作小説も読んでみたいと思います~(^-^)
面白かった!
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by katuhiro-iyama | 2014-01-04 22:08 | テレビ、芸能 | Trackback | Comments(0)
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