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破る。


ウワサの工ヴァの新劇場版「破」を見に行ってきました。

大絶賛ネタバレ感想文。


※これから鑑賞予定の方は以下ご覧にならないことをお薦めしますよ※











劇中歌。

「365歩のマーチ」
「恋の季節」
「今日の日はさようなら」
「翼をください」


これで分かってくれ、と言っても無理な話か(苦笑)

えーと、何故か出てくる懐メロの数々。セカンドインパクトの更に前の歌唱曲だけど…
これがまた、エグイところで使用されるんだ。
いやらしい使い方というかね。憎たらしい。
(特に3番目は自分の中でも大切な位置づけの曲なので余計小憎らしい。)
楽曲の使い方が今回何故かすごく印象的でした。
街が動き始める時のクラシック調とか。

そうでした、これは前作「序」の続きだけど、製作にリアル2年経過してるんだった;
なので「序」よりまた更にスケールがUPしている。技術も小細工も(笑)
使途のグレードUPにもまた磨きがかかってますよ~。
氷の結晶まぶして迫ってくるやつも球体から羽広げて落ちてくるやつも、
あんまりにも芸術的で造形的にも美しいので
うっとりほれぼれしちゃいました。TVシリーズの使途は不気味さだけだった。

セカンドインパクト前の海を再現する施設、っていうのはいいですね。
はしゃぐ子どもたちもちょっと切ないけど良かった。

今回のレイ。ぽかぽか。味噌汁。2号機のひと。

アス力がね…(^-^;)
トウジの代わりというか、本来ならこの位置づけだったのかもしれない、と
思わせる配置。出て、いなくなった。(予告に出てたのはまだ、謎)
ミサトと話すシーンで、あれこれはフラグかなと思ったけど…あ~あ(´ω`;)
シンジとのシンクロユニットも屋台で一杯もなかったけど
あんたばか連発と素っ裸とび蹴りが炸裂したからまあ良…いのか?(笑)
今回のアスカはなんとなく最初から壊れていた気がする。
人形と話してたし。携帯ゲームずっと触ってたし。
1人が好きとかいう(こっちからみたら)寂しい子だった。
TVシリーズの時よりかは寂しさを自覚していたかもしれないけど。
(どうでもいいがアス力の作画にチカラ入れる入れる(笑)手の入れようが違う(笑))

今回のシンジ。お母さん(笑)料理上手な設定は前からだったかな。
クチにあわなかったかな、とかもうどんだけおかん(笑)。
なんだろう、一瞬泣きそうになった。彼に。
父さんにほめられたんだ、の時の手か。動きが…手の動きだけで感情が見えるなんてすごい。
ラスト近くの大絶叫は…緒方さんノドつぶしてないといいけど(汗)
シンジがあそこまでレイにこだわるとは思わなかったですね…
アス力がぱっと出だっただけに、三角関係要素なくしてレイルート1本に絞ったんですかね
(ルートいうな)。
シンジはキライじゃないです。乗って降りて乗ってだったけど。
今作が最もシンジがシアワセな時期だったかもしれない(´д`)ホロリ。

新要素。レイの食事会。哀しかった。
食べる。みんなで食事。切なかった。
個人的な思いも呼んで、見ながら胸がぎゅっとなりました。

そして、今回もでたーー!カヲルーーー!!ww\(゜∀゜*)/ウェェーイ♪
大画面でカヲルを見られて至極眼福でございました…萌。
そしてなんて意味深なセリフ…「今度こそシンジくんを幸せにする」?
今度こそ、ってなんだろう。ああ気になる。
つか、是非幸せにしてやってくれカヲル(腐発言禁止)。

あ、そういや新キャラ。視聴者とシンジ(と加持)にだけ分かってて
作中ではフルネームですら明らかになってない。特異なキャラです。
真綾さんをこの世界に飛び込ませるのか…キツいことさせるよこのスタッフも(汗)
バックボーンが見えてないだけに、キャラ造形がまだよく掴めません。

作品全体としては更にパワーアップした日常風景描写が見所。
そして更に深く掘り下げた謎と設定の数々が
視聴者を混沌の渦にたたきこむ(笑)リツコさん何言ってるか分からなかった…
工ヴァという作品そのものの「謎」について考察するには今作はいいとっかかり
だろうと思うけど、そういう要素がいらないと思う視聴者は
背景描写の秀逸さをタンノウするが吉かと(^-^;)
どうやら過去劇場版の設定をTVシリーズの流れの中に混ぜ混ぜして進んでいくようだと
判明しただけでも今作の見所として語れると思います。(エラソウ)

そして気になる次回作は「」。

?(゜д゜)

思わずこんな顔をしてしまった(笑)
いや、ここは漢字で統一…しないのが工ヴァか(^^;)

ああ…見終わるとちょっと足元ふらふらしてしまった…。
全部は自分の中に収まりきれないなあ。ふぅ。
(TVシリーズの設定をひきずっているとするなら、他者同士が分かり合おうとするのって
こんなに困難で苦労するものなのか…と見えてしまった。
イメージだとしても壁をあそこまで割って突き破って、手を目一杯伸ばして絶叫して…
そこまでしないと相手の心に届かないんだろうか。そうではないと思いたいな。)

by katuhiro-iyama | 2009-07-09 01:10 | 映画話 | Trackback | Comments(0)


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